2003-08-01 ArtNo.31679
◆Kanbay、ハイデラバードに開発・訓練センター設置
【ハイデラバード】米国イリノイ州を拠点に金融サービス業界向けシステム統合ソリューションの提供を手がける年商1億500万米ドルのKanbay Incは、アンドラプラデシュ州Hyderabadに50クロー(US$1086万)を投じて技術開発・訓練センターを設ける計画で、向こう2年間に約1500人の雇用を予定している。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが7月29日伝えたところによると、KanbayのRaymond Spencer会長兼EDは、アンドラプラデシュ州のN. Chandrababu Naidu首席大臣と会談後記者会見し以上の計画を語った。それによると金融街と新国際空港の間の15エーカーの土地に第1期分として50クローを投じ、向こう14ヶ月間に新センターを設ける。同センターには、当初約700人が勤務するが、3年内に3000人に増員される。それに先だって今年10月の操業開始を目処に、2万5000平方フィートのスペースをリース、100人のチームを配置する。
創業14年のKanbayは、ここ数年、米国、欧州、アジアにおけるビジネスが急成長を見ている。同社は現在米国に350人の開発チームを擁する他、世界的に1800人を雇用している。
Kanbayは1995年にマハラシュトラ州Puneを拠点にインド業務を開始、これまでにプネーに3つのデベロプメント・センターを設け、1300人を雇用している。プネーにはこれまでに50クローが投資された。プネーにおけるスタッフの数は今年末までに1800人に増員される。2004年末までにはプネーとハイデラバード合わせて3000人のスタッフを擁することになる。ちなみにプネーの第3のデベロプメント・センターは1ヶ月前にオープンしたばかり。
Kanbay IndiaのCyprian D'Souza重役(CEO)によると、インドにおける以上の拡張計画は、インドの技術人材を梃子に成長を図る同社の試金石になる。ハイデラバード・キャンパスに設けられる訓練センターは社内のニーズに応じるだけでなく、他の情報技術(IT)企業の利用にも供される。同社はビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)市場進出も検討していると言う。
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