2003-08-01 ArtNo.31668
◆Deepak Fertilisers、濃硝酸の製造能力拡大
【アーマダバード】年商546クロー(US$1.186億)のDeepak Fertilisers and Petrochemicals Corporation Ltd (DFPCL)は、マハラシュトラ州Raigad工場における濃硝酸(CNA: concentrated nitric acid)の年産能力を6万3000メートルトンから6万6000メートルトンに拡大する。
ビジネス・スタンダードが7月29日伝えたところによると、DFPCLは今会計年度末までに新濃硝酸製造施設の運転を開始する。DFPCL筋によると、インドの濃硝酸市場は年率7%の成長を遂げている。同社の濃硝酸生産量は2001-02年の5万5100トンから2002-03年の6万3700トンに10%ほど拡大した。濃硝酸は国防部門で用いられる他、ニトロアロマティクス、アクリロニトリル繊維、殺虫剤、医薬品、染料等の製造に用いられる。このため同社は国内医薬品業界や殺虫剤業界の開拓にも照準を合わせている。
DFPCLは最近グジャラート州Vadodaraの工場における硝酸アンモニウムの年産能力も7万7000トンから9万トンに拡張した。同社はフランス企業Grande Paroisseから新技術を導入し、硝酸アンモニウムの新製造施設を設けた。硝酸アンモニウムは昨年度営業額に14%に貢献した。
一方、DFPCLはマハラシュトラ州のMumbai及びPuneに保持する土地の何れかを利用して、テクノロジー・パークもしくはインフォテック・パークを開発する可能性を検討している。また集合映画館を設け、エンターテインメント市場に参入すること選択肢の1つで、目下、不動産コンサルタントKnight Frankがこの方面の調査を進めている。
2002-03年の営業額は前年の512.27クローから545.97クロー(US$1.186億)に、その他の収入は18.32クローから23.40クロー(US$508万)に、それぞれ拡大、純益は48.64クローから64.11クロー(US$1393万)に31%以上の成長を見た。
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