SEAnews 2003-08-01 ArtNo.31667

【ムンバイ】国営石油会社各社の2003年6月の石油製品販売は7778.7ＴＭＴ(thousand metric tonne)と、昨年同月の7329ＴＭＴに比べ6.1％増加、また昨年同月の1.8％のマイナス成長から顕著な回復を見た。
ビジネス・スタンダードが7月30日報じたところによると、今会計年度に入って以来石油製品販売は下降線を辿っていたが、6月の6.1％の成長に助けられ、第1四半期(2003/4-6)の石油製品販売は2万2706.9ＴＭＴと、昨年同期の2万2100.8ＴＭＴを2.7％上回った。
6月のガソリン販売は、昨年同月の612.9ＴＭＴから692.9ＴＭＴに13％、高速ディーゼル油(HSD)は同3066ＴＭＴから3281.6ＴＭＴに7％、それぞれアップした。しかし軽油(light diesel oil)販売は同108.5ＴＭＴから100.1ＴＭＴに7.8％下降した。
地域別では東部地区における6月の石油製品販売が昨年同月の60.5ＴＭＴから70.1ＴＭＴに、15.9％の最高の伸びを記録した。以下、西部地区の13.8％、北部地区の12.1％と続く。
業界筋は、自動車販売の30％の伸びと、5月末のガソリン値下げが、石油製品販売の成長につながったと見ている。