【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のMatrix Laboratoriesは、Pfizer社製抗真菌剤“ジフルカン(Diflucan)”の活性成分フルコナゾール(fluconazole)の米国食品薬品局(FDA:Food and Drug Administration)認可を取得した。
ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが7月28日報じたところによると、ジフルカンの米国における市場規模は10億米ドルに上り、Pfizer社の特許権は2004年1月29日に期限が切れる。
FDIの認可を受けて、Matrix Laboratoriesは、RanbaxyとGenpharmaにフルコナゾールを供給する。RanbaxyとGenpharmaは何れもジフルカン・ジェネリック・バージョンの簡略化新薬申請書(ANDA:Abbreviated New Drug Applications)をFDAに提出、その認可を取得している。ちなみに米国拠点のGenpharmaは、Merck社のジェネリック薬品子会社。
Matrixは既にフルコナゾールを欧州とカナダ市場に供給している。同社はこれ以前に抗ウィルス・バルク薬品“アシクロビル(Acyclovir)”のFDA認可を取得しており、また無侵犯プロセス特許(non-infringing process patent)の下、欧州市場に抗欝剤活性成分シタロプラム(citalopram)を供給している。同社は今会計年度第1四半期だけで異なる薬剤に関わる10件の無侵犯プロセス特許権を海外市場で申請している。
Matrix Laboratoriesの2003年6月期第1四半期の純益は前年同期の20.29クローから30.70クロー(US$667万)に51%アップ、売上げは同50.69クローから127クロー(US$2759万)にジャンプした。