SEAnews 2003-07-30 ArtNo.31657

【ムンバイ】Shipping Corporation of India(SCI)の民営化計画に対する入札を見合わせたGreat Eastern Shipping Co Ltd(GESCL)は、約1500クロー(US$3.258億)を投じて船団の増強を図る。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月26日報じたところによると、ＳＣＩ民営化計画が遅延する中で、他の投資機会を逸したことに気付いたGESCLは、ＳＣＩ政府持分買収レースから手を引くとともに、直ちに約600クロー(US$1.3億)を投じて船団を拡張する方針を決めた。
GESCLのBharat Sheth重役(MD)は株主会議に出席後記者会見し、以上の消息を語った。それによると新タンカー、アンカー・ハンドリング・タグ・サプライ船、プラットフォーム・サプライ船の購入に別に880クロー(US$1.91億)を投資する。2005年4月と6月に引渡が予定されるSuezmax船2隻、2004年1月に引き渡されるAfframax1隻、製品タンカー1隻、アンカー・タグ・サプライ船2隻の購入を含む一連の投資により、最終的に同社船団に47万積載重量トン(dwt)が追加される。このために必要とされるコストは、内部資金と借入で賄う。
GESCLは目下、159万DWTの船舶32隻とオフショア・ユニット30隻、合計62ベスルを保持している。
中国の鉄鋼業界は鉄鋼／石炭／鉄鉱石の移送を拡大、南アメリカでは農業の記録的豊作も伝えられていることから、ドライ・バルク市場は引き続き成長が見込まれると言う。