SEAnews 2003-07-30 ArtNo.31651

【ティルバナンタプラム】日立製作所はケララ州Thiruvananthapuram市近郊Kesavadasapuramのテクノパークに、地元パートナーNeST Groupを通じ、オフショア・ソフトウェア・デベロプメント・センター(ODC)を設置した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが7月28日伝えたところによると、NeSTのN. Jehangir重役(MD)は27日以上の消息を明らかにした。この日、日立のハイレベル代表団も出席して開所式が催されたＯＤＣには200人のスタッフが勤務する。ケララ州にフォーチュン500企業に専門に奉仕する施設が設けられるのは初めてのこと。
NeSTは日立の様々な部門にプロセス・コントロール、インスツルメンテーション、ヘルスケア、セキュリティー等の領域に関わる先端的ソフトウェア・サービスを提供しており、両社のパートナーシップは8年にわたる。
日立が、ＯＤＣを設けた理由は、専ら日立のニーズに応じるハイレベルなソフトウェア専門家チームを育成・維持することに有る。ＯＤＣはセキュリティー製品の開発に最適なISO: 15408スタンダードを満たした開発環境を備えており、日立が必要とする最先端の技術やプロセスの開発に従事する。
NeSTは、米国カーネギーメロン大学ソフトウェアエンジニアリング研究所(SEI:Software Engineering Institute)が開発したＣＭＭＩ(Capability Maturity Model Integrated-staged:CMM 統合)スタンダードに準拠した最新技術と幅広い経験を日立に提供する。NeST Groupは、ケララ州Thiruvananthapuram、同州Kochi、カルナタカ州Bangaloreに複数のソフトウェア開発センター(SDC)を設けており、これらのセンターでは500人を超えるソフトウェア専門家が、プロセス・コントロール、組込システム、マルチメディア、広帯域技術、ASICデザイン／トレーニング、ビジネス・アプリケーション、航空電子工学に関わるプロジェクトに従事している。
年商1億米ドルのNeSTグループは、米国、カナダ、英国、アラブ首長国連邦、カタール、サウジアラビア、オーストラリア、日本にオフィスを有し、3000人以上のスタッフを雇用、日立、東芝、NEL、GE、HP、APC、Lucent、Gould等に、製品設計、ハードウェアの製造、ソフトウェア、ネットワーキング、訓練、品質コンサルティング、アニメーション、航空電子工学、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)等のサービスを提供している。
NeSTのソフトウェア部門はCMM Level 5の認定を既に取得、目下CMMI評価のプロセスに従事している。