2003-07-23 ArtNo.31613
◆Videocon、グラスシェル製造能力を2倍に拡大
【ムンバイ】年商4500クロー(US$9.775億)のVideoconグループは、500クロー(US$1.086億)を投じ、カラー・テレビジョン(CTV)ブラウン管用グラスシェルの年産能力を現在の900万ユニットから1600万ユニットに拡張する。
インディアン・エクスプレスが7月21日、ビデオコン筋の言を引用し報じたところによると、ビデオコンはCTVブラウン管用グラスシェルの国内唯一の製造業者になったが、拡張計画が完了すれば、世界第6位のグラスシェル・メーカーになる。またグジャラート州Bharuchの当該工場は、単一のグラスシェル工場としては世界最大規模を備える。拡張計画は今年11月までに完了する。ちなみに過去2年来同社の資本支出は全て内部資金で賄われ来た。
ビデオコン・グループは事業の後方統合に積極的に投資、グループ利益の30%をコンポーネント製造ビジネスで稼いでいる。1997-98年にガラス製造ビジネスをVideocon Internationalに統合したグループは、グラスシェル製造ビジネスに、これまでに2000クロー(US$4.34億)を投資した。ビデオコンは当初、グラスシェル技術のリーダー、米国拠点のTechneglas Incから技術支援を得、Gujarat Narmada Valley Fertilisersと合弁でグジャラート州Bharuch県Chavaiに100%輸入代替ビジネスとしてガラス製造工場を設けた。現在同社は国内の耐久消費財業界の需要に応じるとともに、製品を海外に輸出している。
ビデオコンはグラスシェルの他、コンプレッサーやモーターの製造も手がけており、これまでに前者に300クロー(US$6517万)、後者に200クロー(US$4345万)を投資したと言う。
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