2003-07-23 ArtNo.31606
◆Y. Venugopal Reddy氏、中央銀行新総裁に
【ニューデリー】国際通貨基金(IMF)のインド代表常務理事(ED)を務めるDR Y. Venugopal Reddy氏がインド中央銀行Reserve Bank of India(RBI)の新総裁に指名された。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが7月19日、官報を引用し報じたところによると、Reddy氏は、Dr Bimal Jalan現総裁の退任の日から新総裁に就任、5年間の任期を務める。1964年以来インドの行政サービス(IAS:Indian Administrative Service)に携わって来たReddy氏は、2002年8月にIMF常務理事に就任する以前は、6年間にわたり中央銀行副総裁(Deputy Governor)を務め、金融政策や内国債の管理を担当。それ以前には大蔵省次官(銀行担当)も務めた。
1990年代後期に東南アジアを襲った金融危機の影響からインドを守ったマクロ経済政策立案の立役者として知られるReddy氏は、堅実派エコノミストの定評を有する。
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