【ニューデリー】韓国三星電子(Samsung Electronics Company)の子会社、Samsung India Electronics Ltd (SIEL)は、携帯電話端末やパーソナル・コンピューター(PC)等の電気通信/情報技術(IT)製品の製造・マーケッティング・ライセンスを、外国投資促進局(FIPB)に申請した。
ビジネス・スタンダードが7月16日報じたところによると、これまでSamsung Electronics India Information and Telecommunications Ltd (SEIIT)がこの種の製品のマーケッティングを手がけていたが、SEIITは先月SIELに合併された。
SEIITは合併以前には、年産100万ユニットのPCカラー・モニター製造施設の経営の他、TFT-LCDモニター、ハード・ディスク・ドライブ、光ディスク・ドライブ、レーザー・プリンター、複合機、携帯電話等のマーケッティングを手がけて来た。同社はこれらの製品をキャッシュ&キャリー卸売り・ベースで輸入することを認められていた。
これに対してSIELは、合併以前には、カラー・テレビジョン(CTV)の他、洗濯機/冷蔵庫/エアコン/電子レンジ等の家電製品の製造・マーケッティングを手がけていた。
合併後のSIELの2003年12月期年商は5000クロー(US$10.86億)に達するものと見られる。合併以前の2社のビジネス・ストラクチャーは合併後も異なる部門として維持される。消費者用電子製品/家電部門の2003年売上げは前年比65%増の2800クロー(US$6.08億)と見積もられている。消費者用電子製品が全体の60%を占め、家電部門が40%を占める見通しと言う。