SEAnews 2003-07-18 ArtNo.31586

【コルカタ】LG Electronics India Ltd(LGEIL)は、銀行／テレコム業界の自動化の波に便乗し、現金自動預払機(ATM)やテレコム・キオスクに空調機を売り込む計画だ。
インディアン・エクスプレスが7月15日伝えたところによると、LGEILエアコン部門のSalil Kapoor主任は同紙に以上の計画を語った。それによると、通常ＡＴＭ端末は交互に休みなく作動するスプリット・エアコン2基により冷却されている。インド銀行界がＡＴＭ網の構築と拡張に鎬を削る中、LGEILは、ＡＴＭシステムの主要サプライヤー、NCR Corp及びDiebold Incに、ターンキー・クーリング・ソリューションの提供をオファーしていると言う。
他方、テレコム・インフラが整備される中で、今後無人運転のテレコム・シェルターが各地に設けられるものと見られる。この種のキオスクは多くの熱を発散するため、冷却装置の需要も増加する。
LGEILは商業用エアコンの強化も図っている。目下のところカセット・タイプとシールド・ダクト・タイプのエアコン15モデルを準備しており、同カテゴリーだけで2003年末までに180クロー(US$3910万)の売上げが見込める。ちなみに2002年の商用エアコンの売上げは約70クロー(US$1520万)だった。また屋上に据え付け、ダクトを通じて冷却するシングル・パッケージ・エアコンを近く発売する予定と言う。