SEAnews 2003-07-16 ArtNo.31573

【チェンナイ】Madras Fertilisers Ltd (MFL)の民営化計画に、KK BirlaグループのZuari-Chambal alliance／AV Birla傘下のIndo Gulf Fertilisers Ltd／Tata Chemicals／チェンナイ拠点のMurugappaグループ／Sterlite Industries／Indian Farmers Fertiliser Cooperative Society (IFFCO)等が6月30日の締め切りまでに、入札意向書(EOI:expression of interests)を提出した。
インディアン・エクスプレスが7月14日伝えたところによると、政府は先月、タミールナド州Chennai拠点のＭＦＬの32.74％のシェアと経営支配権を、地元や外国の企業にオファーした。ＭＦＬは尿素やＮＰＫ(窒素燐酸カリ)肥料の製造を手がけ、包装・出荷施設も有する。
ＭＦＬに25.77％出資しているNational Iranian Oil Company (NIOC)は、その持ち分を売却し、ＭＦＬから手を引くことを既に認めており、これにより政府はＭＦＬ民営化の最後のハードルを取り除いた。目下ＭＦＬの58.74％のシェアを握っているインド政府は、32.74％のシェア売却により、その持ち分を26％に縮小する。
消息筋によると、全ての指導的肥料会社がＭＦＬの政府持分に関心を抱き、ＥＯＩを提出した。複数の外国企業もＥＯＩを提出したもようだが、そうした外国企業の中にNIOCもしくはその関連会社が含まれているかどうかは明らかでない。
ＭＦＬ民営化の国際顧問を務めるICICI Securitiesは提出されたＥＯＩに点検を加え、十分な資格条件を備えていると判断されたものにデュー・ディリジェンスの実行を求める見通しで、同調査の完了後最終入札が募集されることになる。