SEAnews 2003-07-16 ArtNo.31565

【バンガロール】カルナタカ州Bangalore拠点のドイツ系自動車部品相手先製造業者(OEM)Motor Industries Company(Mico)は、受注減に対応し7月中スパーク・プラグの製造を週5日間に制限する方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月14日報じたところによると、MICOはボンベイ証券取引所に以上のように通知した。それによると、Naganathapura工場における点火プラグ製造業務を7月一杯金曜と土曜に終日ストップする方針を決めた。
Mico筋によると、同社製点火プラングの市場シェアは3年前の80％前後から現在の66％に縮小した。ほぼ毎月乗用車や二輪車の新モデルが発売されており、これら全ての需要を満たすことはできない。
しかし点火プラグ・ビジネスは同社売上げの4％を占めるのみのため、同社の業績が影響を受けることはない。傘下の4工場の内、カルナタカ州のNaganathapura工場のみが点火プラグの製造を手がけている。ちなみにディーゼル噴射機器ビジネスが同社売上げの88％近くを占める。
昨年、Micoは一部製品の需要減退からBangalore工場とマハラシュトラ州Nashik工場の操業を5日間停止、その後、顧客の解約や在庫の拡大から週5日操業製制を敷いた。またリセッションやEuro II排ガス基準導入の遅れから、250クロー(US$5431万)の設備投資計画も延期した。今年6月にはバンガロール工場の3000人以上の労働者が賃上げを要求し、無期限ストライキを行ったが、経営陣と労組の協議が妥結、ストライキは1週間で中止された。
Micoは2003年3月期四半期に前年同期比104％増の52.29クロー(US$1136万)の純益を計上、売上げも同18％増の447.13クロー(US$9713万)を記録した。