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2003-07-16 ArtNo.31563
◆バイク・バイヤー、価格からパフォーマンスにシフト:ICRA
【ニューデリー】昨年(2002-03)は、モーターサイクル市場全体に占める排気量の比較的大きいセグメント(152-250cc)のシェアが前年の7%から11%にほぼ2倍に拡大したことや、値下げに関わらずHero Hondaの市場シェアが拡大しなかったことから、ライダーが価格志向からパフォーマンス志向にシフトしつつあることが窺える。
デカン・ヘラルドが7月14日伝えたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)傘下のICRA Information Grading & Research Service (INGRES)は、最新市場レポートの中で以上のように指摘している。バイヤーのパフォーマンス志向はエントリー・レベルの販売に影響、同セグメントのシェアは縮小した。Hero Hondaの100CCモーターサイクル新モデルCD Dawnの売れ行きが芳しくない反面、122CCの姉妹製品Ambitionの売れ行きは好調だった。Hero Hondaは値下げを行ったものの、それほど大きな効果は見られなかった。
また250CC以上のニッチ・セグメントの販売は17%の成長を見たものの、モーターサイクル市場全体の伸びを下回った。
不順なモンスーン、ガソリンの値上げ、付加価値税(VAT)導入問題等に祟られ、昨年第4四半期のモーターサイクル販売はスローダウンした。とは言え昨年通年のモーターサイクル販売は依然として30%の成長を見、スクーター販売の-8%やモーペッド販売の-17%の落ち込みを相殺した。
ボリューム販売を牽引した125-250ccセグメントにおける主要プレーヤーのシェアは、Bajaj Auto43%、Yamaha Motors 27%、Hero Honda22%で、タミールナド州Chennai拠点のTVSは、110CCモデル“Victor”の好調な販売によりモターサイクル市場全体では3位につけたが、パフォーマンス・セグメントにおけるシェアは8%にとどまった。
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