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2003-07-11 ArtNo.31543
◆不透明な価格設定が、地元DAP製造業者と農民に打撃
【ラクノー】農業部門で広く用いられている化学肥料燐酸二アンモニウム(DAP:di-ammonium phosphate)の価格設定上の矛盾が、DAP地元製造業者と農民に深刻な打撃を与えている。
インディアン・エクスプレスが7月3日業界筋の言として報じたところによると、矛盾は委員会により設定された2種類のDAPレートにある。例えば1メートル・トン当たり356米ドルの輸入燐酸を原料に製造されたDAPのトン当たりコストは1万1128ルピーに設定されているが、1メートル・トン当たり175米ドルの地元原料を用いて製造されたDAPのトン当たりコストは1万310ルピーとなっている。
政府の政策の下では、農民に販売されるDAPの価格は9350ルピーで、委員会により設定されたDAP価格が1万1128ルピーなら、両者の差額1778ルピーがDAP生産者に補助される。しかし地元DAP生産者は同価格に不満を抱き、委員会がDAP価格の設定に際して用いた国産燐酸の価格に疑問を表明している。それによると、今日、燐酸のトン当たり国際価格は350~360米ドルで、主要原料の鉱石と硫黄を輸入に依存している国産燐酸価格をトン当たり175米ドルと評価するのは、全く不合理である。このようなコスト計算に基づいて、地元DAP生産者に補助を行うことは、地元産業の息の根を止めるに等しいと言う。
カリフ(kharif:初冬収穫作物)シーズンには平均270万~280万メートル・トンのDAPが国内で消費され、ウッタルプラデシュ州だけで消費量は50万~60万メートル・トンに達する。昨年は、インド国内で500万メートル・トンのDAPが製造され、この他に約30万メートル・トンが輸入された。DAP主要原料の燐酸は、大部分輸入されており、50万メートル・トンのDAPを製造するためには、約220万メートル・トンの燐酸が輸入される。
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