2003-07-11 ArtNo.31538
◆Kalyani Sharp、VCR不振で輸出志向ユニット資格返上
【ハイデラバード】年商200クロー(US$4266万)の電子製品会社Kalyani Sharp India Ltd (KSIL)は、ビデオ・カセット・レコーダー(VCR)/ビデオ・カセット・プレーヤー(VCP)のインド国内及び海外における売れ行き不振から、輸出志向ユニット(EOU)ステータスを返上する方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月9日報じたところによると、KSILのB.N. Kalyani会長は株主に当てた回状の中で以上の方針を明らかにした。それによると、一部のオーディオ・モデルも段階的に生産を停止、依願退職者を募る。
しかしその一方で、カラー・テレビジョン(CTV)新モデルやLCD TV、空気清浄機/エアコン等のプラズマ・クラスター技術製品を紹介、競争力の強化を図る。またハイ・キャパシティー冷蔵庫を輸入販売する可能性も検討している。
2003年3月期の年商は、前年の261.35クローから201.5クロー(US$4298万)に下降した。これは主にCTV、VCR、オーディオ製品、LCDプロジェクター、電子レンジ等の売上げが減少したのに伴うもの。国内売上げは20.4%、輸出売上げは38.2%、それぞれ下降した。中でも世界的な需要減退と競争過熱でVCRの輸出売上げが大幅に下降した。また国内にもほとんど市場を見い出せなくなったことから、マハラシュトラ州MumbaiのSEEPZ(Santacruz Electronics Export Processing Zone)デベロプメント・コミッショナーにEOUステータスの返上を申請、原則的認可を取得したと言う。
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