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2003-07-09 ArtNo.31530
◆化学肥料会社Rashtriyaの民営化に各社が注目
【ムンバイ】インド政府は、Madras Fertilizers Ltd (MFL)とNational Fertilizers Ltd (NFL)に続いてRashtriya Chemicals and Fertilizers(RCF)の民営化を進めるものと見られ、Indo Gulf Fertilisers Ltd、Tata Chemicals Ltd、Indian Farmers Fertilisers Co-operative(Iffco)等の肥料会社大手が、RCFの政府持分に注目している。
インディアン・エクスプレスが7月5日報じたところによると、目下RCFの92.5%のシェアを保持するインド政府は、内51%を戦略的パートナーに売却する計画で、全従業員の15%以上もしくは200人以上の何れか少ない方の参加が確保されるなら、RCF従業員にも戦略的持分売却入札への応札を認める方針だ。インド政府は既にRCF持分売却の顧問を募集しており、去る6月9日には約12社が申請書類を提出したとされるが、最終決定はまだ下されていない。
アジアの主要な肥料・化学会社の1社に数えられるRCFは、マハラシュトラ州のTrombayとThalに窒素/燐酸塩/カリ肥料とその他の幅広い工業化学品の製造施設を設け、尿素、配合肥料、各種化学品の製造と販売を手がけている。同社はインド全国をカバーするマーケッティング網を有する他、Trombay及びThal地区周辺に時価5000クロー(US$10.66億)以上の不動産を保有している。このため化学肥料ビジネスとは無関係な企業も同社の民営化に関心を寄せている。
IifcoとTata Chemicals幹部は、RCFの政府持分に対する関心を隠さないが、AV Birla Groupはコメントを控えている。ちなみにTata ChemicalsはNFL民営化にも関心を見せている。Indo Gulf FertilisersはNFLとMFLの双方に入札するオプションをキープしており、Iffcoもまた双方に入札するものと見られている。
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