【ニューデリー】情報技術局(DIT:Department of Information Technology)は、“Software Technology Parks of India(STPI)”の成功に倣って全国に“Digital DNA Park”チェーンを設ける計画で、生物工学局(DOB:department of biotechnology)と関係協議を進めている。
エコノミック・タイムズが7月7日、DIT筋の消息として報じたところによると、デジタルDNAパークのための基本計画は完成しており、バイオインフォマティクスやバイオコンピューティング領域における研究開発(R&D)に従事する企業が同パークに拠点を設け、世界的需要に応じるのを支援するためのスキームのフレームワーク構築が図られている。
目下のところR&Dの多くは、wet-lab方式、即ち研究室における生体内及び試験管内実験を通じて進められているが、in-silico方式、即ちコンピュータ・シュミレーションへの移行を可能にするインフラストラクチャーの創設が目指される。
市場調査会社IDCによれば、インドのバイオIT(情報技術)ソリューション市場の潜在性は250億米ドルに達する。
DITはまた、急成長するデジタルDNA領域の人材を育成するため、コンピューター・コース電子認証局(DOEACC:Department of Electronics Accreditation of Computer Course)を通じ、今月から複数の新コースを開始すると言う。