2003-07-09 ArtNo.31516
◆Indal、Utkal Aluminaを子会社に
【チェンナイ】Indian Aluminium Company (Indal)は、ボンベイ証取(BSE)にUtkal Alumina International (Utkal)の35%権益買収手続きが完了、これに伴いUtkal持分がこれまでの20%から55%に拡大したと通知した。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが7月5日報じたところによると、総投資額10億米ドル、年産300万トンのアルミナ製造プロジェクト、Utkalの追加権益はNorsk Hydroから買収したもので、Norsk Hydroは当初の45%の持分の内35%をIndalに、10%をカナダのAlcan Aluminiumに、それぞれ売却、同合弁事業から完全に手を引いた。AlcanのUtkal持分はこれにより当初の35%から45%に拡大した。
A V BirlaグループのHindalco IndustriesがIndalの96%のシェアを握っており、HindalcoとIndalのアルミナ年間製造能力は200万~250万トンに拡大する。
一方、Hindalcoに次ぐ国内第2位のアルミニウム会社国営National Aluminium Company Ltd(NALCO)は最近アルミナの年間製造能力を2倍の160万トンに、ボーキサイトのそれをやはり2倍の480万トンに拡大した。
両社のこうした動きは、国際アルミニウム産業が3年に及んだ低迷から立ち直り、力強い成長に転じる兆しが生じた矢先のことと言う。
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