2003-07-09 ArtNo.31515
◆Jindal Strips、中国に冷間圧延製造施設計画
【ニューデリー】Jindal Strips Ltd (JSL)は、中国が同社製ステンレス・スチール製品の最大市場になったことから、中国国内に冷間圧延(CR)製造施設を設ける可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが7月5日報じたところによると、JSLのN C Mathur重役(CEO)は同紙に以上の消息を語った。それによると、同社の輸出の80%が中国に振り向けられていることから、取り分けブームを呼ぶ中国建設市場を開拓する狙いから中国に製造施設を設けることを検討しており、米国工場Massillon Stainlessを中国に移転することも選択肢の一つと考えている。
市場筋によると、中国における特殊鋼需要は、インド鉄鋼産業の収益性改善の牽引役を務めている。また中国には依然として付加価値製品に対するデマンド・プルが存在している。1993年には米国と日本が合計370万トンの鉄鋼市場を形成していたが、2002年には中国だけで320万トンの鉄鋼製品が消費されたと言う。
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