SEAnews 2003-07-07 ArtNo.31512

【ムンバイ】アンドラプラデシュ州政府はGodavari Fertilisers and Chemicals Ltd (GFCL)の25.88％の全持分売却先として、複数の入札者の中からCoromandel Fertilisers Ltd(CFL)を選んだ。
エコノミック・タイムズが7月4日、アンドラプラデシュ州政府オフィシャルの言として報じたところによると、州政府の政府持分処分委員会は4日の会議において1株124ルピーのＣＦＬのフォアー価格を承認した。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月3日伝えたところでは、同価格は水曜(7/2)の終値91.50ルピーを35.5％上回る。入札資格を認められた他の2社の内、南アフリカ企業Foskor Ltdは96ルピーを、またチュニジア企業GCTは70ルピーを、それぞれオファーした。GFCLの株価は入札が募集された今年5月10日の約40ルピーから持続的な値上がりを見ていた。州政府は同売却により103クロー(US$2197万)を手にすることになる。
これに伴いＣＦＬは、インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)の規定に基づきGFCLの少なくとも20％の株式を、1株124ルピー以上で別途公開買い付けすることになる。
入札資格を認められなかったKrebs Biochemicals Ltdが同措置を不満とし、州政府を相手取り訴訟を起こしたことから、入札の行方が不透明になっていたが、アンドラプラデシュ州高裁は2日、原告の申請を棄却、原告も訴えの取り下げを申請したため、州政府は4日の会議でＣＦＬへの売却を決めた。