1995-09-14 ArtNo.3150
◆<馬>挽材輸出禁止措置の上場企業への影響軽微:アナリスト
【クアラルンプル】リム・ケンヤイク一次産業相が最近のセミナーで、木材産業の下流部門を振興するため、半島マレーシアの挽材輸出を2000年以降禁止する方針を明らかにしたが、証券業界のアナリストは林業銘柄への影響は僅かと評している。
それによると、クアラルンプル証取(KLSE)上場の木材企業の内半島マレーシアに主要な森林伐採権益を有するのは僅か1社で、同1社の主要業務も合板製造と下流部門に集中、挽材製造業務の比重は薄い。今日挽材生産に携わっているのは660社にのぼる中小企業で、上場企業が直接この種の業務を手掛けるケースは少なくなっている。現在の木材関連銘柄にとっては原料の確保がより重要な問題で、政府の下流部門振興措置による影響は軽微と言う。(LZ:9/13)
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