2003-07-04 ArtNo.31497
◆RIL、アッサム州石化プロジェクトの環境認可取得
【ニューデリー】Reliance Assam Petroche-micals Ltd (RAPL)は、アッサム州Dibrugarhにおける3198クロー(US$6.82億)の石油化学プロジェクトの環境認可を取得した。
インディアン・エクスプレスが7月2日伝えたところによると、同プロジェクトでは総合的なガス・セパレーション/ガス・クラキング・プラント、原料輸送用パイプライン、貯蔵施設、公益施設、タウンシップ等が段階的に建設され、第1期工事では年間20万トンのエチレンと下流部門ポリエチレン製品、同20万トンの高密度ポリエチレン(HDPE)、同7341トンの重油(fuel oil)、同8万9000トンのフューエル・ガス等の製造施設が設けられる。この他、60MW(メガワット)の発電用タービンも装備される。
プロジェクトには1108エーカーの土地が必要とされ、Lepetkata地区の251世帯に立ち退きが求められるが、政府所有地及び茶農園内の違法居住者が全体の60%を占める。環境森林省は、影響を受ける世帯にはアッサム州政府が認めた補償支払いとリハビリテーション・パッケージを提供するよう求めているが、違法居住者にもこの種の補償を提供すべきか否かには触れていない。アッサム州公害防止局(pollution control board)もこれ以前にプロジェクトに青信号を出している。
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