2003-07-04 ArtNo.31487
◆国際的集計方式の導入で外国直接投資流入額大幅に拡大
【ムンバイ】統計数値の集計に国際基準を導入した結果、2000-01年の外国直接投資(FDI)流入額は40億3000万米ドルに16億8000万米ドル、また2001-02年のそれは61億3000万米ドルに22億2000万米ドル、それぞれ拡大した。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが7月1日伝えたところによると、中央銀行(Reserve Bank)/工業政策促進局(department of industrial policy & promotion)/大蔵省経済部(Department of Economic Affairs)/会社事務局(DCA: Department of Company Affairs)/National Informatics Centreの代表から成る技術検討委員会(technical monitoring group)は、国際慣例に倣い自己資本(equity capital)/再投資された利益/その他の資本の3カテゴリーに新たにFDI14項目を加え、2000-01/2001-02/2002-03年の統計数値に見直しを加えた。同委員会は先週金曜政府に関係報告書を提出した。
例えば自己資本カテゴリーには、非法人の自己資本、技術移転/機械設備/営業権(goodwill)/ビジネス開発その他に伴う非現金買収、支配権掌握プレミアム(control premium)、競争回避料(non-competition fees)等が加えられた。
見直しの結果、FDIの流入は大幅に拡大したが、2001-02年の経常勘定の黒字はこれ以前に発表された14億米ドルから8億米ドルにほとんど半減、また2000-01年の経常勘定の赤字は26億米ドルから36億米ドルに拡大した。
この他、インド企業の2000-01年の対外投資は7億5700万米ドルに2億4300万米ドル、2001-02年のそれは13億9000万米ドルに7億5100万米ドル、それぞれ拡大した。
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