2003-07-02 ArtNo.31474
◆ハリヤナ/ウッタルプラデシュ自動車業界、慎重な見通し
【ニューデリー】ハリヤナ州とウッタルプラデシュ州の自動車及び自動車部品産業は、向こう6ヶ月のビジネスに慎重な見通しを抱いている。
インディアン・エクスプレスが6月30日報じたところによると、PHD商工会議所(PHDCCI:Punjab, Haryana and Delhi chambers of commerce and industry)が実施したビジネス情緒調査に対し60%のものが少なくとも20%余剰能力を抱えていると回答、国内需要の伸び悩みが懸念材料として指摘された。
しかし同じく60%のものが向こう6ヶ月間に売上げの伸びを予想、横ばいを予想するものと、下降を予想するものは各20%にとどまった。5分の2のものは、向こう半年間にビジネスの二桁成長を予想、残りのものは10%以下の成長を予想した。その反面40%のものが向こう6ヶ月間に利益の下降を予想、残りの60%は横ばいもしくは成長を予想した。
輸出に関しては、ほとんど全てのものが、拡大するか、少なくとも現状レベルを維持するものと予想した。
またほぼ3分の2のものが既存施設に対する新規投資を予定しているが、新規雇用を計画するものは20%にとどまり、他のものは現状維持か縮小を予想した。
北部インドで直面する問題としては、道路の未整備、低品質でハイコストな電力供給、時代遅れの労働関係法、複雑な地方税制、公務員の汚職とハラスメント等が指摘された。しかし大部分のものが譬え南部に拠点を設けてもこうした問題が解決するとは考えていない。
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