2003-06-30 ArtNo.31468
◆Century Enka、ポリエステル・ヤーン製造能力拡張
【コルカタ】BK Birlaグループに属する年商933クロー(US$1.99億)のCentury Enka Limited(CEL)は、170クロー(US$3626万)を投じてマハラシュトラ州Pune及びグジャラート州Bharuchに設けた工場の製造能力を拡張する。
インディアン・エクスプレスが6月29日伝えたところによると、CELのGM Singhvi上級社長は28日、PTI通信に以上の消息を語った。この日催された記者会見で明らかにされたところによれば、オランダ企業Acordis Overseas Investment BVが35%以上のシェアを握るCELは、105クロー(US$2239万)を投じ、余剰ポリエステル・チップをポリエステル・ヤーンに転換する設備をBharuch工場に増設、また65クロー(US$1386万)を投じ、主にPune工場の旧式機械を新式機械に転換する。
Bharuch工場は約5年前に稼働、1969年に買収されたPune工場は、多くの機械のアップグレードを必要としている。同社は全ての工場の機械設備の更新に65-68クローを投資することを既に昨年発表している。大部分の費用は内部資金で賄われるが、必要な際には金融機関の支援も受ける。
ポリエステル・チップの国内供給は需要を上回り、マージンに圧力を受けている。一方、同社ヤーンの市場シェアは6%に過ぎない。同社は近代化とデボトルネッキング、及び拡張計画の効果を楽観していると言う。(SEAnews 2003-05-09号参照)
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