2003-06-30 ArtNo.31465
◆National Aluminium Company、US$10億拡張計画申請
【ムンバイ】国営National Aluminium Company Ltd (Nalco)は、公共投資局(PIB:Public Investment Board)に対し、総額5000クロー(US$10.66億)の第2次拡張計画(既存施設)を申請した。
インディアン・エクスプレスが6月26日報じたところによると、Nalcoは今会計年度第3四半期に同レベルの第1次拡張計画の完成を予定している。
Nalco筋によると、第2次拡張計画が完了するなら同社のアルミニウム年間精練能力は46万トンに11万5000トン、アルミナ年間製錬能力は210万トンに52万5000トン、発電能力は1080MW(メガワット)に120MW、ボーキサイト年産能力は6000万トンに1200万トン、それぞれ拡張され、世界的にも最大規模の総合的アルミニウム会社になる。拡張コストは主に内部資金で賄われる。
第1次拡張計画はほぼ80%完成している。アルミニウムの年間精練能力は既にこれ以前の23万トンから6万トンほど拡張されており、今年第3四半期までに最終的に34万5000トンに拡大される。アルミナの年間製錬能力も既に157万5000トンに拡大されている。
しかし政府が同社の持分売却計画を完了する前に、この種の大規模な拡張計画を承認するか否かは依然定かでないと言う。政府は、先ずNalcoの10%の持分を国内で売却した後、米国預託証券(ADR)の発行を通じ、別に20%を海外で処分、最後に29.15%の持分を戦略パートナーに売却するものと見られる。これにより政府持分は26%に縮小される。
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