SEAnews 2003-06-30 ArtNo.31462

【チェンナイ】TVS Motor Company Ltd(TVSM)は、ここ数ヶ月の間に150ｃｃバイク“Fiero F2”と4ストローク75ｃｃスクータレット“Scooty Pep”の生産台数を拡大する見通しだ。
ビジネス・スタンダードが6月24日伝えたところによると、ＴＶＳＭのVenu Srinivasan会長兼ＭＤは、10月までにFiero F2の月間生産台数を現在の4000台から6000台近くに、Scooty Pepの日産台数を現在の約200台から9月までに400台に、それぞれ拡大すると語った。
同氏によると、ＴＶＳＭはまた向こう5ヶ月間にFiero F2の5段変速バージョンを発売するとともに、125ｃｃを超えるバイク・モデルには全て5段変速のオプションを提供する計画だ。これは125ｃｃエンジン搭載のバイクが今後モーターサイクル市場の中心的役割を担うと見られるため。
過去数ヶ月、Hero Hondaの最大の売れ筋、4ストローク、100ｃｃバイクSplendorの販売が急増しているが、ＴＶＳＭは2ストローク“Max”レーンジのモターサイクルを競争力有る価格でオファー、他社のエントリー・レベル4ストローク・バイクと競争させる計画だ。
ムンバイ拠点の自動車アナリストは、「Hero Hondaは、低価格のCD Dawnにより顧客の購買意欲を高めた後、CD Dawnの生産を縮小、待ち時間を延長して、顧客により高額なSplendorの購入を促す戦略を採用、大きな成果を上げた」と分析した。
TVSMも100ｃｃモーターサイクル新モデル“Centra”を近く発売、リッター当たり100キロ近い燃費を実現した同モデルにより、モーターサイクル市場の最大顧客の関心を奪うことを目指している。新モデルはカルナタカ州Mysoreの工場で生産されると言う。