2003-06-30 ArtNo.31455
◆政府、7月15日に限定受信方式をソフト・ラウンチ
【ニューデリー】インド政府は7月15日に予定通り限定受信方式(CAS:conditional access system)をソフト・ラウンチさせるものの、与党インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)が態度を保留したことから、直ちに有料チャンネルの視聴者にセットトップ・ボックスの装備を義務づけることは避け、柔軟な姿勢を示すものと見られる。
エコノミック・タイムズが6月27日報じたところによると、情報放送省のPawan Chopra次官は「7月15日にCASを導入するが、誰も不安がらせることがないよう一層配慮する。新法規はセットトップ・ボックスの装備の状況を見ながら適応する。しかし装備が十分と判断されたところでは、直ちに導入する」と語った。同氏によると、罰則条項は、全ての準備が整った後に初めて発効する。政府はソフト・ラウンチ方式を採用する方針を決めたが、それは技術的に可能だ。6ヶ月の準備期間は若干短い嫌いがあり、有料チャンネル料金の基準もまだ不透明と言う。
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