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	1995-09-14 ArtNo.3145 
	◆<星>YHS買収戦、クエック氏の断念でン氏に軍配 
	【シンガポール】マレーシアの実業家クエック・レンチャン氏が率いる企業連合キャマリン(同氏傘下のファースト・キャピタル・コーポレーションの他、政府系スンバワン・コーポレーション、ハウパー・ブラザーズ、インドネシアのサリム・グループで構成)は12日、マーチャントバンクのモルガン・グレンフェル(アジア)を通じて、食品飲料会社ヨー・ヒャップセン(YHS)に対する公開買付を停止すると宣言した。 
  それによるとYHS買収戦のライバル、ン・テンフォン氏が提示した1株5.35Sドルを超える価格で、買付けを行うことはキャマリンの利益にならないと判断、ン氏の提示価格を受け入れる方針を決めたと言う。これによりシンガポールの著名な不動産実業家ン・テンフォン氏とマレーシア・ホンリョン・グループの総帥クエック氏のYHS争奪戦は、幕を閉じることになった。12日時点のン氏のYHS株持ち株は45.63%、キャマリンのそれは30.37%だった。(ST,BT,LZ:9/13) 
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