SEAnews 2003-06-27 ArtNo.31446

【ニューデリー】ワイヤレス市場の急成長に支えられ、2002－03年の通信機器ハード／ソフト／サービス市場規模は2万8238クロー(US$60.23億)と、前年の2万5706クローに比べ10％の成長を見た。しかし一昨年の21％の伸びを下回った。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが6月24日、雑誌“Voice and Data”の第8回全国テレコム調査報告(National Telecom Survey Report)を引用し伝えたところによると、ハードウェア売上げが全体の70％、ソフトウェア輸出が同19％、ターンキー・サービスが同11％をそれぞれ占めた。
ＧＳＭ(global system for mobile communication)携帯電話カテゴリーでは、Nokiaが66万ユニット、330クロー(US$7038万)を販売、市場シェア46％(ｸﾞﾚｰ･ﾏｰｹｯﾄを除く)でトップの座を占め、ＣＤＭＡ(code division multiple access)携帯電話カテゴリーでは、ＬＧが58万4000ユニット、291クロー(US$6207万)を販売、トップに立った。固定電話市場では、Bharti Teletechが150万ユニット、153クロー(US$3263万)を販売、首位を占めた。
通信機器ベンダーの中ではLucentが2015クロー(US$4.3億)でトップ、法人ネットワーク機器カテゴリー(4037ｸﾛｰ/US$8.61億)ではCiscoが首位を占めた。Ciscoはルータ(459ｸﾛｰ)とローカル・スイッチ(841ｸﾛｰ)の販売でもトップの座を占めた。
この他、ネットワーク統合市場(2871ｸﾛｰ)ではDatacraft Indiaの288クローが、ネットワーク・マネージメント市場ではやはりDatacraft Indiaの171クロー／市場シェア33％が、ＶＳＡＴセグメントではHughes Networksの106クローが、テレコム・スイッチ市場(1588ｸﾛｰ)ではLucentのシェア38％が、VoIPスイッチ市場ではVocalTecの31クローが、トランスミッション機器市場ではNortelの322クロー／シェア41％が、テレコム・ケーブル市場ではFinolex Cablesの302クローが、テレコム・ターンキー・サービス市場ではITIの806クローが、コミュニケーション・テスト・マネージメント・カテゴリーではAgilentの10クロー／市場シェア34％が、それぞれ首位を占めた。