【ムンバイ】Yamaha Motor India (YMI)は、2001年8月にヤマハの完全出資子会社になって以来2年近くになるが、大部分の二輪車メーカーとは異なり、矢継ぎ早に新モデルを投入し、ボリューム・ゲームに身を投じることに依然として慎重な姿勢を見せている。
インディアン・エクスプレスが6月24日報じたところによると、HMIのサクライ取締役(マーケッティング担当)は、今会計年度は既存モデルのアップグレードを行うと語ったが、新モデルの発売計画は明らかにしなかった。同社はCruxやEnticerの改良を計画しているようだ。YMIは最近Liberoのデラックス変形モデルを発売したが、LiberoはYMIの総販売台数のほぼ3分の1を占めている。
YMIはカレンダー・イヤー2003年に約40万台の販売を目指しており、内6万台を輸出する計画だ。同社は一部モデルの値下げも検討している。
またインドをコンポーネントの輸出ハブにすることを計画しているYMIは、既に一部コンポーネントを輸出しており、例えばブラジルとインドネシアにフロント・ケースを輸出している。