2003-06-25 ArtNo.31434
◆Indian Rayon、黒色顔料/絶縁体ビジネスが成長加速
【ムンバイ】レーヨン部門がIndian Rayon and Industries Ltd (IRIL)の成長の推進力を務め、カーボン・ブラックと絶縁体ビジネスが成長加速に貢献している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月22日報じたところによると、IRILはその年次レポートの中で以上のように報告している。しかし付加価値税(VAT)の導入と運輸業者及び織工のストライキが短期的にレーヨン・ビジネスの成長に影響を及ぼし、在庫の拡大や価格圧力を生じさせる恐れもある。そのため2003-04年第1四半期には一時的混乱が予想されるものの、通年のパフォーマンスは概して良好と見られる。
カーボン・ブラック・ビジネスに関しては大量生産を通じ、国内市場シェアと輸出の拡大に努め、また製品品目の最適化を通じ価格実現率の向上を図る。カーボン・ブラックに対する全般的需要動向は依然として堅調である。最近の原油の値下がりはCBFS(Carbon black feed stock)価格を軟化させ、カーボン・ブラックのコスト構造の改善に寄与した。
絶縁体ビジネスについても、国内市場/海外市場ともに見通しは明るい。
衣料ビジネスの収益は2002-03年を通じて圧力を受けたが、今会計年度は回復の兆しが見られる。フォーカス・エリアは流通網の強化で、従来の小売り重視の戦略が維持されると言う。
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