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2003-06-25 ArtNo.31428
◆フィリップス、ソフトウェア開発重点にインド事業拡張
【ニューデリー】Philipsはソフトウェア開発と製品輸出を中核にしたインドにおける事業拡張計画の青写真を準備している。
エコノミック・タイムズが6月23日伝えたところによると、Royal Philips Electronicsグループ経営委員会(Group Management Committee)メンバーも務めるJan P Oosterveldアジア太平洋地域担当CEOは、このほど同紙に以上の消息を語った。それによると、これはオランダ系電子メジャーのアジア太平洋地域事業戦略の一環で、同地域にはインドの他、中国、日本、韓国が含まれる。フィリップスは過去5年間にインドに1億5000万米ドルを投資したが、今後も同水準の投資を維持する。
フィリップス・インディアは、消費者用電子と照明の2部門以外に、カルナタカ州Bangaloreにデベロプメント・センターを有する。同センターは、ソフトウェア/医療システム/半導体関連の750クロー(US$1.6億)のビジネスを創出している。
インドにおける拡張計画は複数の領域に分かれ、ソフトウェアは主要なフォーカス・エリア。同部門のエンジニアは年率15%の増加を見ている。研究開発(R&D)もキー領域と言える。グループ内のソフトウェア需要の20%がインドで賄われており、インドは最大のソフトウェア拠点になっている。輸出はもう一つの潜在性の大きい領域として注目されている。これまでも輸出は手がけられて来たものの、付随的なものだった。この点に関する最終方針は2ヶ月以内に決定される。
この他、モバイル電話はインドにおける主要な成長領域のため、同社の戦略部門リストに加えられる必要がある。ワイヤレス電話は急成長しており、医療システム部門も見逃せない領域と言える。
Philips IndiaのK Ramachandran副会長兼MD/CEOによると、同社はインド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)に上場資格の返上を申請、回答を待っている。フィリップスは公開買い付けを行ったものの少数株主が依然としてフィリップス・インディアの7%のシェアを握っていると言う。
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