2003-06-23 ArtNo.31411
◆国営ガス会社、コンソーシアム組織し海外CNG市場開拓計画
【ニューデリー】国営ガス会社Gail India Limitedは、Bajaj Auto/Larsen and Toubro(L&T)/Maruti Udyog Limited (MUL)/Tata一族等の指導的企業と、“India CNG consortium (ICC)”を組織、海外における圧縮天然ガス(CNG)市場を開拓する計画だ。
インディアン・エクスプレスが6月20日報じたところによると、コンソーシアムはCNGインフラの構築に関心を有する天然ガス生産国に総合的ソリューション・パッケージを提供する。GAILは既にBajaj AutoのRahul Bajaj会長兼MD、L&TのAM Naik重役(CEO/MD)、Tata SonsのShyamal Gupta取締役、MULのJagdish Khattar重役(MD)に書簡を呈し、同構想を提言した。
GAILのProshanto Banerjee会長兼MDによると、バングラデシュ、イラン、トルコ、フィリピン等の天然ガス生産国は、CNGインフラの構築に強い関心を抱いている。しかしビジネスを成功させる鍵は、CNGビジネスの全ての側面を包含するパッケージを準備することにある。このためBajaj Autoには二輪・三輪車、MULには四輪車、またタタ一族には商用車の改造に必要なCNGキット・ノーハウが、L&TにはCNGインフラ建設面のサポートが、それぞれ求められる。GAIL自身は事業化調査とプロジェクト全体のマネージメントを引き受ける。これによりBajaj Auto、タタ、MULはCNG車両をこれらの国に輸出する道も開けると言う。
|