2003-06-20 ArtNo.31402
◆キヤノン、デジカメ・ブームに乗じトップ・デジタル会社目指す
【コルカタ】キヤノンはデジタル・カメラ・ブームと関係アクセサリーの販売を梃子に2005年までにインドにおけるトップ・デジタル・イメージング会社になることを目指している。
ビジネス・スタンダードが6月17日報じたところによると、Canon IndiaのAlan Grant社長兼CEO及びAlok Bharadwaj取締役兼GMはこのほど以上の抱負を語った。それによると、デジタル・カメラに関してはインドはまだ揺籃期にあるが、従来型カメラからデジタル・カメラへの転換は急速に進み、デジタル・カメラ市場は向こう3年間年率40%の成長を遂げるものと予想される。ボリューム販売の成長は新機能と価格の引き下げにより牽引される。現在3メガ・ピクセルのエントリー・レベル・デジタル・カメラの価格は1万5000ルピー(US$320)前後だが、1万ルピー(US$213)を割り込んだ時点で成長に弾みがつくものと見られる。今年のデジタル・カメラ市場規模は100クロー(US$2133万)と見積もられるが、その半ばはグレー・マーケットで占められている。現在輸入カメラに対する合計課税率は約50%だが、少なくとも携帯電話並にに引き下げる必要がある。目下同社はシンガポールからこの種の製品を輸入しているが、シンガポールで8000ルピー(US$171)の製品は、インドでは1万5000ルピーで販売されている。何れにしても1万ルピーの壁は1年内に乗り越えられる見通しだ。
先進国ではデジタル・カメラはカメラ販売全体の52%を占めているが、インドではまだ20%のレベルに有る。業界観測筋は今年のデジタル・カメラのボリューム販売は70%以上拡大、8万5000ユニットに達するものと見ている。
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