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2003-06-18 ArtNo.31386
◆過去2週間に条鋼トン当たり800-1000ルピー値上がり
【ニューデリー】主要鉄鋼メーカーは鋼板価格の変動に懸念を深めているが、その一方で鉄筋や建築用鋼材を含む各種等級の条鋼製品の国内価格が過去2週間にトン当たり平均800~1000ルピー値上がりした。
エコノミック・タイムズが6月16日伝えたところによると、中国の先月の輸入割当発表は、熱間圧延(HR)コイル等の鋼板価格の復調をもたらさなかったが、条鋼のトン当たり国内価格は今年1月の第4週以来約1500ルピー上昇している。各種等級条鋼の工場出荷価格は現在トン当たり1万3500~1万4000ルピーの水準にある。こうした値上がりの主因は持続的な鉄道需要と建設部門の復調に帰することができる。取り分け道路/橋梁の建築活動の活況が条鋼の値上がりを導いた。
こうした中で、製造能力の40%を条鋼に振り向け、Railwaysへの納入を一手に引き受けるSteel Authority of India Ltd(SAIL)や条鋼のみを製造しているRashtriya Ispat Nigam (RINL)が、最大の恩恵を享受している。条鋼の生産が全体の25%を占めるTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)も、上記国営鉄鋼会社2社ほどではないものの恩恵を被っており、条鋼価格の好調により鋼板価格落ち込みのリスクをカバーしているように見受けられる。これら3社だけで年間900万トン以上の条鋼を製造している。
それに引き替えEssar、Ispat、Jindal Vijayanagarの3社はほとんど鋼板製品のみを生産しているため、条鋼値上がりの恩恵を被っていない。現在HRコイルのトン当たり国内価格は1万5500~1万6000ルピーで、鉄鋼業界は、鋼板価格回復の兆しは見えないものの、値下がり傾向に歯止めがかかったことをせめてもの慰めとしている。
鉄鋼業界筋によると、鋼板市場は極めて不安定な状況にある。米国の需要は昨年に比べ目立って落ち込んでおり、中国は2003年12月までに1100万~1200万トンの輸入を約束したものの、国際価格を復調させるには不十分である。インド国内についても、自動車業界を除き、各業界の鋼板需要は軟化していると言う。
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