2003-06-18 ArtNo.31383
◆BVFC、尿素プラントをメタノール製造施設に転換
【ニューデリー】新設されたBrahmaputra Valley Fertiliser Corporation (BVFC)は、アッサム州のNamrup-I工場の製造品目を尿素からメタノールに転換する計画だ。
ビジネス・スタンダードが6月16日伝えたところによると、BVFCのB Bodeiah会長兼MDは同紙に以上の計画を語った。業績悪化で最近営業を停止したHindustan Fertiliser Corporation(HFC)がNamrupに設けた3工場は、技術・経済的に生存可能と診断され、BVFCとしてHFCから分離独立させられた。
先月BVFCの初代会長兼MDに就任したばかりのBodeiah氏によれば、Namrup-I工場を尿素プラントからメタノール・プラントに転換する計画案は既に肥料局に提出されており、同社は目下投資計画の詳細を詰めている。必要資金は起債もしくは借入を通じて調達する。
Namrup-Iにおける尿素のトン当たり生産コストは1万5000ルピーであるのに対し、グループ・ポリシー下の政府の買い上げ価格はトン当たり5200ルピーのため、採算は見込めない。しかし政府が転換計画を認めるなら日量120トンのメタノールを生産できる。東北諸州や西ベンガル州及びビハール州にはメタノールの大きな需要が存在する。
BVFCはNamrup-IIとNamrup-IIIの改修も計画している。同改修工事が完成すれば、両工場の尿素生産量は55万5000トンに達する。目下のところ設備稼働率は50%にとどまっているが、これも100%に引き上げる。中央政府は509.40クロー(US$1.086億)の改修計画を既に承認している。関係工事は10月までに完成し、2004年2月から商業生産を開始するという。
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