2003-06-18 ArtNo.31382
◆高い電力/港湾コストが東部のプラスチック輸出を阻害
【コルカタ】高い電力料と港湾手数料が東部地区からのプラスチック輸出を阻害している。
インディアン・エクスプレスが6月15日伝えたところによると、Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)のマーケッティング主任を務めるU De氏は、『輸出見通し:輸出入政策のプラスチック産業に対する影響』と題するセミナーの席上、電力料と港湾料を引き下げ、外国直接投資(FDI)プロジェクトの誘致に努めるなら、東部地区からのプラスチック輸出を顕著に拡大できると指摘した。同氏によると、米国のビニール袋市場は中国製品によりほとんど独占されていると言う。
ビジネス・スタンダードが16日報じたところによると、インド・プラスチック産業はこれまで西部地区に集中していたが、最近は東部地区における成長も顕著になっている。プラスチック輸出振興委員会(PEPC:Plastics Export Promotion Council)東部地区のR C Lohia会長が同セミナーで語ったところによると、東部地区からのプラスチック輸出は2000-01年の178クロー(US$3796万)から2001-02年の514クロー(US$1.096億)に急増したが、2002-03年には456クロー(US$9726万暫定数字)に後退した。東部地区からの主な輸出品にはラミネート、プラスチック成形・押出製品、プラスチック原料、筆記具、人毛(human hair)が含まれ、HPLが同地区最大の輸出業者になっている。
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