SEAnews 2003-06-16 ArtNo.31374

【ニューデリー】電力の生産・流通・制御・保護のための一貫システムやコンポーネントの設計／製造／据え付けを手がけるControls & Switchgearグループの旗艦、Control & Switchgear Company Ltd(CSCL)は、スペイン企業ＺＩＶと50：50の合弁を組み、ハイエンド継電器(power relay)システム市場の開拓に乗り出す。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが1月13日伝えたところによると、傘下に7企業を有する年商200クロー(US$4267万)の複合企業Controls & SwitchgearグループのRavinder Nath Khanna会長兼ＭＤ及びAshok Khanna技術担当ＭＤは、このほど以上の消息を語った。それによると、合弁会社はこの他、最先端の総合的保護・メータリング・制御装置や変電所自動化一貫システムをインドに紹介、グループの輸出ビジネスも牽引するものと期待されている。グループは目下その製品を世界の54ヵ国に輸出している。
合弁会社は配電線(distribution feeders)から送電線(transmission lines)まで幅広いアプリケーションをカバーする最新の保護装置に照準を合わせる。全国の送配電施設は加速電力開発・修復プログラム(APDRP:Accelerated Power Development & Renovation Programme)の基準を満たすよう義務づけられているが、合弁会社はインドにAPDRPに準拠した配電施設、変電所自動化システムを提供する。同システムは、変電所施設のリモート・コントロールを可能にし、電力消費・停電時間・停電原因等の各配電回路のデータを維持・管理することができる。
Controls & Switchgearグループは向こう5年間にその年商を500クロー(US$1.066億)に拡大することを目指していると言う。