2003-06-11 ArtNo.31348
◆ICICI Infotech/Veritas/日立、共同で災害復旧支援
【ムンバイ】ICICI Infotech Ltd(IIL)、Veritas Software Solutions Pvt Ltd(VSS)、Hitachi Data Systems(HDS)は、共同でインド及びアジア太平洋地域の顧客に総合的な災害復旧ソリューション(DRS:Disaster Recovery Solution)を提供する。
エコノミック・タイムズが6月9日報じたところによると、IILのManoj Kunkalienkar重役(ED)とVSSのSandeep Bhambure営業課長は9日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、IILはシステム統合を、VSSは記憶装置管理を、HDSはハードウェアの提供を、それぞれ担当する。
市場調査会社Gartnerの報告によれば、DRSの世界市場規模は56億米ドル、アジア太平洋地域のそれは13億米ドルと見積もられる。インド市場に関するデータは存在しないが、データ・セキュリティーやデータ・マイニングはインドでもますます重視され、意思決定のサイクルは24ヶ月から6ヶ月に短縮されている。この点からもDRSビジネスの潜在性を窺うことができ、3社は正にこうした潜在性の開拓を目指している。
インド中央銀行は、Basel-II規則や他の規則を通じ、銀行業務や支店業務の自動化を求めており、こうした方面のDRS需要も高まっている。3社は先ずインドの銀行、金融サービス、保険市場に照準を合わせ、その後アジア太平洋地域市場の開拓に乗り出すと言う。
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