SEAnews 2003-06-11 ArtNo.31344

【ハイデラバード】地場二輪／三輪車メーカーBajaj Auto Ltd(BAL)は6月には、エコノミー・セグメント・バイクの値下げを梃子に、モンスーンと結婚シーズンの到来に乗じて、モーターサイクル10万台の販売を目指す。
エコノミック・タイムズが6月7日報じたところによると、エントリー・レベル・バイクの値下げは、Hero Honda Motors Ltd(HHML)の“CD Dawn”との競争に対応したもので、同競争の行方が、目標達成の成否を左右することになる。エントリー・レベルではBoxer4万5000台とByk5000台の販売がターゲットとされ、さらにPulsar2万5000台とBajaj Caliber 115の同レベルの販売が目指される。Boxer ARの価格は、CD Dawnを下回る2万9990ルピーに3500ルピー値下げされた。Boxer CTの価格も2000ルピー引き下げられた。
ＢＡＬの5月のバイク販売台数は8万7000台と、前月の7万5000台から顕著な増加を見た。これに対してＨＨＭＬは16万台、ＴＶＳは約6万5000台を販売した。ＢＡＬは農村部バイヤーに照準を合わせているが、ウッタルプラデシュ、マドヤプラデシュ、ラジャスタン、オリッサ、ビハールの各州ではこの時期多くの結婚式が催されることからバイク・メーカーは何処も、この好機を逃すまいと様々な販促活動を展開している。