【チェンナイ】タミールナド州Chennai拠点のMalladi Drugs & Pharmaceuticals(MDP)は、血栓治療用酵素の臨床試験許可をインド当局に申請した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月7日報じたところによると、MDPのV.N. Gopalakrishnan重役(技術担当ED)及びM. Prashant重役(MD/CEO)は同紙に以上の消息を語った。それによると、同酵素はMalladiが開発した最初の医薬品で、溶解剤としての効果を発揮する。元々同酵素はポンディシェリー拠点の政府系Vector Control Research Centre (VCRC)がバイオ殺虫剤に関する研究の過程で発見したもの。
インドで総合的な臨床試験を手がけるMDPは、他社にライセンスを供与することも計画している。新薬の商品化には数億ドルのコストを要することから、一般にインド企業は発見した新薬のライセンスを海外の企業に提供、臨床試験を委ねている。この点に関してPrashant重役は「国内で臨床試験を行うことは、それ自体ライセンスを他社に売り込む際の交渉力を強化することにつながる」と語った。