2003-06-09 ArtNo.31331
◆日立、エアコン輸出の営業額に占めるシェアを20%に拡大
【メウサナ】Hitachi Home and Life Solutions India(HHLSI)は湾岸諸国、ラテン・アメリカ、アフリカ、オーストラリア、南アジア地域協力連合(SAARC)諸国をターゲットにエアコンの輸出を拡大、2005年までに営業額に占める輸出のシェアを20%に引き上げる計画だ。
ビジネス・スタンダードが6月6日、HHLSIの神谷章重役(MD)及びAnil Gupta副社長(ビジネス戦略)の言を引用し伝えたところによると、昨年の輸出は売上げ全体の1%にとどまった。Lalbhai GroupからHHLSIの全身Amtrex Hitachi Appliances Ltdの支配権益を買収した直後にHHLSは、輸出を拡大する方針を決めた。
輸出市場を、第1グループ:ドゥバイ/クウェート/オマーン、第2グループ:SAARC諸国/バングラデシュ/スリランカ、第3グループ:西アフリカの3つに区分したHHLSIは、2001年には第1グループ諸国にエアコン1000台を輸出、これらの市場のテストを開始、2002-03年には3000台を輸出した。2004-05年にはサウジアラビアとその周辺諸国に輸出する計画で、その後ラテン・アメリカ市場の開拓に着手する。ラテン・アメリカについては、ブラジル、アルゼンチン、チリに照準を合わせる。この他、2004年半ばにはオーストラリアへの輸出も開始する。
今年はルーム・エアコン2万台の輸出を目指しており、輸出が売上げの7%を占める見通しだ。Set-FreeエアコンやMicrocoolレーンジのエアコンも輸出市場に投入する。
昨年(2002-03)通年のエアコン販売台数は8万3000台をマークした。今年は10万台以上を販売、250クロー(US$5332万)の売上げ達成を目指すと言う。
|