2003-06-09 ArtNo.31327
◆TCS、スマートカード・ベースの暗号技術開発計画
【ハイデラバード】Tata Consultancy Services (TCS)はインド国内における公開鍵基盤(PKI:public key infrastructure)の普及を加速する狙いからスマートカード・ベースの暗号化アプリケーションを独自開発する計画だ。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが6月6日報じたところによると、TCSのM Vidyasagar上級副社長(先端技術担当)は5日記者会見し以上の消息を語った。それによると、デジタル署名やその他の個人情報をカードに記憶させることにより、カード保持者は容易に組織や政府が提供するサービスにアクセスし、これを利用できる。カード・コストが1枚700~2500ルピーと、高額にのぼるため、インドにおけるPKIの普及は遅々としているが、TCSは同コストを100~200ルピーまで引き下げることを目指している。同社のチームは向こう6ヶ月間に新スマートカード技術を開発することを目標にしている。
TCSはデジタル署名認証機関(CA:certifying authority)のライセンスを所持、PKIに関するコンサルティングやPKI対応の製品/サービスも手がけている。
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