【ニューデリー】インド産業界は今年4-9月の業績と経済動向に対して中程度の自信を抱いている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが6月2日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)の半期ビジネス自信指数(Business Confidence Index)調査の第59回レポートは、以上のように述べるとともに、「今回の調査はイラク戦争が終息に近づく中で実施されたことから、戦争の結果の不透明さは調査結果には影響しないはず」と付言している。指数は1-100のスケールで採点され、50点を超えればプラスの自信、75点を超えれば強いプラスの自信と評価される。2003年4-9月の指数は61.6と採点された。
調査対象者の多数は今年の国内総生産(GDP)成長率を5-6%と予想、CIIの6%強の成長見通しを下回った。
調査回答者の57%は既存ビジネスに対する追加投資を計画しており、今会計年度に二桁成長を予想するものは約50%と前回調査時の33%を上回った。その反面向こう6ヶ月間の雇用に関しては70%のものが現状維持もしくは縮小すると回答した。しかし製造業部門では向こう6ヶ月の稼働率を75-100%と予想したものが前回調査時の49%から62%に拡大した。在庫レベルは現状維持が予想され、約半数のものが価格の安定を予想した。向こう半年間に利益マージンの下降を予想するものは減少し、安定を予想するものが大勢を占めた。