2003-06-04 ArtNo.31302
◆Serum Institute、年末に4種混合ワクチン発売
【ムンバイ】マハラシュトラ州Puneを拠点とする年商400クロー(US$)のワクチン会社Serum Institute of India Ltd(SIIL)はDTPとして知られるジフテリア(Diphtheria)/破傷風(Tetanus)/百日咳(Pertussis)の3種混合ワクチンにB型肝炎ワクチンを加えた4種混合ワクチン(quadruple vaccine)を2003年12月までに発売する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月30日報じたところによると、最近プネー工場の拡張計画を発表したSIILのDr Subodh Bharadwaj医療担当取締役及びManish Wadhwa製品課長は同紙に以上の消息を語った。それによると、目下Delhiとマハラシュトラ州Mumbaiで臨床試験が進められており、12月までにインド薬品監督総監(DCGI:Drug Controller General of India)の認可を取得し、登録手続きを完了することを目指している。新ワクチンは認可取得後、1、2ヶ月で市場に投入される。価格は現在市販されている同様の混合ワクチンをかなり下回るレベルに設定されると言う。
現在、Glaxo Smithkline Pharma(GSP)がただ1社、DPT/B型肝炎混合ワクチンをインド市場に投入している。アナリストによると、GSPの製品は1回分200~250ルピーで販売されているが、輸入関税が同価格の主要部分を占めていると言う。
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