【クアラルンプル】フィンランドの指導的電力/エネルギー企業Imatran Voima Oy Group(IVOG)が東南アジアの発電事業市場開拓を目指しクアラルンプルに地域事務所をオープンした。
カレビ・ヌムミネン社長が25日語ったところによると、新事務所はマレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンの業務を統括する。IVOGはマレーシア国内では、マラッカ州の440MW(メガワット)発電事業を進めるパワーテックSdn Bhdに10%出資している他、年間300万Mドルの発電所運転保守契約(15年)を有する。タイでは総投資額3億米ドル、300MWの発電プロジェクトを手掛けており、150MWの第1期工事(ガス発電所)は年内に完成する予定だ。インドネシアでも発電プロジェクトに入札、また近くタイとインドネシアに代表事務所を開設する。フィンランドの発電/送電事業の40%のシェアを握る同社の発電能力は6000MWにのぼり、この他、中国、ネパール、フィリピン、キプロス、ロシア、ドイツ、英国で発電/エネルギー事業に参加している。同社は向こう5年間に東南アジアにおける営業額が5億Mドルに達するものと見込んでいる。(NST:1/26)