【ニューデリー】Gujarat Pipavav Port Ltd (GPPL)は、グジャラート州Saurashtra地区に位置するPipavav港のコンテナ処理施設を拡張する計画だ。
インディアン・エクスプレスが5月31日報じたところによると、GPPLに39%出資するSea King Infrastructure Ltd(SKIL)のBhavesh Gandhi副会長は同紙に以上の抱負を語った。それによると、インド国内初の民営港、ピパバブ港の現在の年間コンテナ処理能力は1000万トン。
GPPLはまたRailwaysと合弁でPipavav Rail Corporation Ltd (PRCL)を設立、やはりインドにおける民間企業としては初めて鉄道の開発・経営に参画した。PRCLはSurendranagar-Pipavav間鉄道路線の33年間にわたる開発・経営・保守をBOOT(build-own-operate-transfer)方式により受注した。先月(5月)初め運転を開始した同広軌鉄道は、ピパバブ港とRailways双方に新たなビジネスをもたらすものと期待されている。同鉄道は年間2600万トンの貨物を輸送できる。
SKILは、グジャラート州Positraに続き、マハラシュトラ州Navi Mumbaiに特別経済区(SEZ)を開発する計画に着手した。SKILはNavi MumbaiSEZ計画に36%出資、この他、HiranandaniとVideoconが同プロジェクトへの出資を認めている。プロジェクト・コストは4500クロー(US$9.6億)と見積もられ、内2500クロー(US$5.3億)は借入で、残りの2000クロー(US$4.27億)は自己資本で賄われる。5000エーカーの土地には、住宅、商業コンプレックスの他、工業/社会インフラが整備される。
Navi MumbaiSEZ計画のための金融アレンジは2、3ヶ月以内にまとまる見通しだ。SKILはIndustrial Development Bank of India(IDBI)/Housing and Urban Development Corporation (Hudco)/インド小規模産業開発局(SIDBI)を含む金融機関6行と関係協議を進めており、また民間銀行とも借款交渉を行っている。
Gandhi氏はPositraからNavi MumbaiにSEZプロジェクトを移転したとの説を否定、「PositraSEZ計画は依然存続している」と語った。
SKILは、上記外には目下のところインドでプロジェクトを手がけておらず、SEZプロジェクトはそれ自体、多くのプロジェクトにより構成されていると言う。