2003-06-04 ArtNo.31290
◆シーメンス、固定電話各社に新世代ネットワーク売り込み
【ニューデリー】テクノロジー・メジャー、Siemensは、Bharat Sanchar Nigam Ltd (BSNL)/Bharti/Reliance Infocomm/Tata TeleServices等の地元電話会社に固定電話回線サービスを新世代のネットワーク“NGN(next generation networks)”に転換するよう働きかけている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月31日報じたところによると、Siemens Information and Communication NetworksのFelix Bretschneider上級副社長(戦略・計画担当)は同紙に以上の消息を語った。それによるとNGNは売上げの下降に歯止めをかけ、音声・データ・サービスの収益維持に寄与する。同社は目下、最近発表したEWSD-IPとSURPASSのアップグレード・バージョンの販促を行っている。固定電話サービスの中心課題は、音声サービスの収益性を維持するとともに、広帯域領域サービスの収入を管理し、利益の拡大を図ること。
EWSD-IP/SURPASSプラットフォームをベースにしたアプリケーションを用いるなら、既存の音声サービスをより効率的に運営・維持するとともに、広帯域ベースの新サービスを迅速に導入できる。これにより一律料金のデータ通信を超えた新ビジネス・モデルを実現できる。この種のビジネス・モデルには、あらゆる種類の通信と異なる品質のサービスを効率的に処理するインフラが必要とされる。全てのネットワークとサービスは最終的に一つの共通したIPベースのインフラストラクチャーに統合されるものと期待されているが、NGNはこうした期待に応えるもので、EWSD-IP/SURPASSはリスク・フリーなNGNへの移行を保証すると言う。
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