2003-06-02 ArtNo.31284
◆Cadila、複数の薬品マスター・ファイルの提出準備
【アーマダバード】グジャラート州Ahmedabad拠点のCadila Pharmaceuticals Ltd(CPL)は、グローバル・プレーヤーを目指す戦略の一環として、2003年12月までに米国食品薬品局(FDA)により多くの薬品マスター・ファイル(DMF:drug master file)を提出、米国市場に活性製剤成分(API:active pharmaceutical ingredient)を売り込む計画だ。
エコノミック・タイムズが5月29日報じたところによると、CPLのV Krishna Mohan副社長は同紙に以上の計画を語った。それによると2003年12月までに合計15件のDMFをFDAに提出する。これまでに既に6件のDMFを提出した。この内2件は商業運転を開始している。米国の製剤会社を通じ塩酸フルオキセチン(Fluoxetine HCL)を販売、米国塩酸フルオキセチン市場の20%のシェアを握っている。米国以外の様々な国の保健当局にも他の潜在性ある薬品のDMF提出を準備している。例えば欧州ではバルク薬品ビジネスのため、3件のDMFを提出する。
CPLは、この他、バルク薬品の売り込みを目指し、米国と日本に完全出資子会社を設立した。また世界の指導的製薬会社にAPIを供給する一方、そのR&D施設を利用して研究調査業務を引き受けることも計画している。
アナリストによると、インドにおける薬品の契約研究市場は年率100%の成長を遂げている。目下のところ18社ほどがこの種の業務を手がけており、市場規模は100クロー(US$2133万)前後と言う。
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